iPhone/iPadを有線LAN(Ethernet)で接続しよう

iPhone/iPadは、実は有線LAN(Ethernet)でもネットに接続することができます。

iPhone/iPadを有線LAN(Ethernet)で接続すると、以下のようなメリットがあります。

・Wi-Fiが禁止されている場所でもネットに接続することができ、大勢の人が一斉にWi-Fiを使うためにWi-Fi通信が安定しない場所でも安定した通信が行える。

実際にいろいろな方法でつないでみたところ上手くいったので、紹介します。

iPhone/iPadとつなぐ
MR04LN/MR05LNとつなぐ
EthernetとUSBキーボードを同時につなぐ
USB-LANアダプタLUA3-U2-ATXをつなぐ

[iPhone/iPadとつなぐ]
準備するのは、Apple純正のLighting-USB3 カメラアダプタ(MK0W2AM/A)、およびUSB-LANアダプタです。

Apple Lighting-USB3 カメラアダプタ(MK0W2AM/A)

左側にUSB3対応のコネクタ(USB Type Aコネクタ)、右側にLightningのコネクタがあります。

カメラアダプタという名称ですが、カメラ関連以外のUSB機器も接続することができます。なお、本アダプタはUSB3対応ですが、iPhone/iPadでUSB3での転送速度(仕様上の最高速度5Gbps)に対応しているのは、12.9インチiPad Proとなります。9.7インチiPad ProやiPhone7までのiPhoneはUSB2.0での転送速度(仕様上の最高速度480Mbps)となります。また、Appleの紹介ページに書かれている仕様ではiPhone対応を謳っていないものの、実際にはiPhoneでも使えます。

なお非常によく似た製品にLightning-USBカメラアダプタ(MD821AM/A)がありますが、こちらはUSB3未対応で、USB2.0までの対応となりますので、注意してください。値段差を考慮しても、Lightning-USB3カメラアダプタを買っておいた方が無難です。

USB-LANアダプタについては、USB3.0対応でかつGigabit対応(仕様上の最高速度1000Mbps)のものとして、サンワサプライのLAN-ADUR3GHWを使います。なおLAN-ADUR3GHWは色がホワイトで、色違いのLAN-ADUR3GHBK(ブラック)もあります。

このUSB-LANアダプタは仕様ではiOS対応を謳っていないものの、iOS10.2.1のiPhone6sとiPad Air2で試してみたところ、問題なく動作しました。このUSB-LANアダプタは、Windows XP/Vista/7/8/8.1/10およびMac OS X(10.6以降)にもドライバインストール不要で対応と汎用性が高いので、iPhone/iPadとパソコンのどちらでもドライバインストール不要で使えるGigabit対応USB-LANアダプタとして持っておくと重宝します。

つなぎ方は以下のようになります。

iPhone/iPadのバッテリーだけではLightning-USB3カメラアダプタとUSB-LANアダプタに充分な給電ができないため、上記の順番でつなぐ必要があります。違う順番でつないでみたところ、USB-LANアダプタが認識されませんでした。「カメラアダプタとUSB-LANアダプタに給電してから、iPhone/iPadに接続する」と覚えておけば、つなぐ順番を間違えずに済みます。

またUSB電源アダプタは、iPhoneに接続する場合であっても、iPadを給電(充電)できる能力のあるものを使う必要があります。iPhone充電用の5WのUSB電源アダプタは使えません。

iOS10.2.1のiPhone6sとつないでみました。

設定を見ると、Wi-Fiの下にEthernetの項目が出現しており、

USB-LANアダプタがGigabit-Ethernet(10/100/1000)として正しく認識されていることがわかります。

SafariでWebサイトを開こうとすると、エラーメッセージが出ることがありますが、

OKを押せば問題なく開けます。

メール送受信してみましたが、こちらも問題なく動作しました。つづいてiOS10.2.1のiPad Air2ともつないでみました。こちらも問題ありません。

なお、iPad Air2用のSmart CaseとLighting-USB3カメラアダプタのLightningコネクタが干渉してしまい、Smart Caseを付けたままでは、接続することができませんでした。Lightning-USB3カメラアダプタのLightningコネクタが、通常のLightningケーブルのコネクタよりも大きいのが原因です。Lightning-USB3カメラアダプタよりも、Smart Caseの方が先に発売されているので、おそらくカメラアダプタのLightningコネクタの大きさについて考慮されていないのが原因と思われます。iPad Pro用シリコンケースについては、改善されているかどうかを確認する必要があります。

iOS10.2.1のiPhone5ともつないでみました。64bit CPUのiPhone6sと異なりiPhone5は32bit CPUですが、問題なく動作しました。

[MR04LN/MR05LNとつなぐ]
NEC製のモバイルルーターMR04LN、MR05LNとiPhoneをカメラアダプタを介してUSBケーブルでつないでみたところ、こちらも問題なく接続できました。つなぎ方は以下のようになります。

最初に、iPhone6s(iOS 10.2.1)とMR04LNをつないでみました。

SIMカードが入っていないので、実際の通信はできなかったものの、iPhoneがMR04LNを「LTE Mobile Router」として認識していることがわかります。

つづいて、MR05LNとつないでみました。

この場合もiPhoneがMR05LNを「LTE Mobile Router」として認識し、実際の通信も問題なくできました。

[EthernetとUSBキーボードを同時につなぐ]
前述のUSB-LANアダプタLAN-ADUR3GHWにはUSB3.0のポートが付いているので、Windows用USBキーボードをつないでみたところ、このキーボードも認識し、EthernetとUSBキーボードを同時に使用できました。USBキーボードは、サンワサプライのSKB-E3U(英語配列)を使いました。

つなぎ方は以下のようになります。

実際にiPhone6s(iOS10.2.1)をつないでみました。ごちゃごちゃしていて、すいません。

設定画面を見ると、ハードウェアキーボードの項目が出現しているのがわかります。

ハードウェアキーボードの項目を開くと、以下のようになっています。

画面の最下部にあるように、USBキーボードのCAPS LOCKで入力言語の切り替えができます。メモアプリで試してみました。(実はこのスクショを撮るのに結構手こずりました。すぐに消えてしまうので……)

CAPS LOCKを押すたびに、トグル式に切り替わっていきます。なお、使い方のコツとして、CAPS LOCKを押して言語切替をしたら、言語切替の画面表示が消えるのを待ってから入力を再開した方がよさそうです。画面表示が消える前に入力をすると、うまく切り替わらない場合がありました。

[USB-LANアダプタLUA3-U2-ATXをつなぐ]
BuffaloのUSB-LANアダプタLUA3-U2-ATXをカメラアダプタを介してiPhone6s(iOS10.2.1)につないでみたところ、これもiOSが認識し、使うことができました。

つなぎ方は以下のようになります。

AX88772として認識されています。

このUSB-LANアダプタはUSB3.0・Gigabit-Ethernetのどちらにも対応しておらず、USB2.0対応で最大100Mbpsの接続速度となりますが、販売価格が1000円程度と安価なので、用途・接続環境によってはこちらを使ってもいいかもしれません。

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