ドコモMVNO利用時のLTEバンドと端末選び

NEC製モバイルWi-FiルーターMR03LNを購入した。購入に際してLTEバンドについて調べたので、備忘録として記す。

ドコモがLTE用に使用している、もしくは今後運用開始予定の電波帯域(LTEバンド)は以下の通り。

LTE band1(2GHz帯)
LTE band3(1.7GHz帯)
LTE band19(800MHz帯)
LTE band21(1.5GHz帯)
LTE band28(700MHz帯, 2015年1月以降に運用開始予定)

下記URI先の記事を読むとわかるが、ドコモは上記LTEバンドを使い分けている。band1とband19の2つのバンドでLTEエリアを広げていき、LTE圏外をなくす。この2つだけで容量が不足する場所(利用者が多い場所)は、band3、band21も併用する、となっている。

http://mobileascii.jp/elem/000/000/095/95233/

なのでスマートフォン、タブレット、モバイルルーターのどれを買うにしても、ドコモMVNOで使うのであれば、band1とband19対応は必須と言える。その上で、band3、band21にも対応していればなお良し、となる。

band28はこれから運用開始するバンドであるものの、band3、band21のような使い方(band1、band19だけでは容量が不足する場所)が予定されているという。(上記記事に記載あり)

ドコモから現在発売されている端末はApple製品を除いて、band1、band3、band19、band21の4つのバンド対応(クアッドバンドLTE対応)が主流となっている。2014年冬モデルの一部に上記5つのすべてのLTEバンドに対応したもの(ペンタバンドLTE対応)があるらしいものの積極的にはアピールされていない。ペンタバンドLTE対応が主流になるのは、2015年夏モデル以降になるものと思われる。

上記LTEバンドのうち、band21は国際的にマイナーなバンドのため、iPhone6/iPhone 6 Plus/iPad Air2/Nexus6といったグローバルモデルでは対応しておらず、今後も対応する可能性は低いと思われる。逆に、端末を複数持ちする場合、1台だけでもband21対応機を持っていると、気持ちに余裕を持てるのではと思う。

Nexus5(GooglePlayストア版)を使っているが、これは上記バンドのうちband1、band3の2バンドにしか対応しておらず、band19(800MHz帯)には対応していない。そのためなのか、都市部で使っているにもかかわらず3G接続になることが多いような気がする。band19(800MHz帯)は郊外だけで使われているイメージがあるが、都市部であってもband19で接続することはある。(iPhoneのフィールドテストモードで確認した結果。)

ちなみに今回購入したMR03LNはLTE band1、band3、band19、band21のクアッドバンドLTE対応である。

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