関数電卓fx-JP900レビュー

カシオの関数電卓fx-JP900を購入して使ってみたところ、とても使いやすい。毎日持ち歩いて使うほど、気に入っている。

関数電卓はこれまでずっとfx-915ESを使い続けてきて、これはこれで便利に使ってきたけれども、fx-JP900を購入して使ってみたら、fx-915ESにはもう戻れないほど、fx-JP900が気に入ってしまった。以下、気に入ったところを中心に記すとともに、購入前に気になっていたことについても記したい。

まず第一に、本機の最大の特徴として、メッセージが日本語表示であることがあげられる。メニュー画面もそっけない文字だけの表示ではなく、アイコン表示である。

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■外観
購入前に気になっていたことのひとつに「筐体の色が白なので、汚れが目立ちそう」というのがあった。これについては、家電量販店の店頭に置いてあった展示品を確認したところ、「意外と汚れていなかった(店員が時々拭いたりしているだろうけれども)」ことから、食わず嫌いになるのは避けることとし、実際に使ってみて、筐体がどの程度汚れてくるものなのか試してみることにした。(2016年8月追記: 1年以上fx-JP900を使ってきたれども、外観的にはそれほど汚れていない。よほど乱雑に扱うようでない限りは、あまり神経質にならなくてよさそう。)

もうひとつ気になっていたことに、「電卓表面(キーがある面)に施された表面加工(柄模様)が光を反射して、印字された文字が読みづらいことがあるのでは?」があった。これはAmazonのレビュー欄でもよく指摘されている内容で、店頭の展示品を見てもたしかにそうだったので最後まで悩み続けたものの、最終的にはfx-JP900の新機能に対する興味・関心が表面加工に対する懸念を上回ってしまい、購入するに至った。実際に使ってみた感じでは、「たしかに表面加工(柄模様)が光を反射して印字内容が読みづらいことがあるので、光を反射しない表面加工(柄模様)に変更するか、もしくは表面加工そのものをなくすべき。ただし、慣れてしまえばギリギリなんとかなるレベル」といったところ。

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ケースを付けた状態はこんな感じ。(表側と裏側)

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■基本機能
加減乗除といった基本的な計算であっても、液晶の解像度向上に伴って画面表示が見やすくなっており、快適に計算できる。

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分数計算もこの通り。

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計算式を誤って入力しても、

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エラーメッセージが日本語で表示されるので、わかりやすい。

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■統計機能
多数の数を加算する際、Excel代わりに関数電卓の統計機能をよく用いており、統計機能がどう変わったのかが気になるところ。扱えるデータ数が最大160個(1変数、統計表示(度数表示)OFFの場合)までと、従来機(fx-915ES)の最大80個の2倍となった。

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平均、総和、分散、偏差などの統計データは一覧で表示させることができるようになった。

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従来機同様に、必要な統計データのみを選んで表示させることもできる。

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関数電卓というと「sin,cosといった三角関数を常用する理系、エンジニア向け」と思われがちだけれども、関数電卓にはExcel代わりに便利に使える統計機能が備わっており、多数の数の加算計算が楽に行えることから、文系の人にももっと関数電卓に注目してほしいと思う。

■表計算
fx-JP900の新機能のひとつ、表計算。表計算のよいところは、あらかじめ数式を入れておけば、パラメータ(変数)を変更すると計算結果がすぐに更新されるところで、この機能を関数電卓で手軽に扱えるようになったのはおもしろい。表計算機能が搭載されたことで、CALC機能(カルク機能)の出番が少なくなりそうな気がする。

ただし、パソコン・スマホ・タブレットの表計算とは違って、表計算のファイルを保存する機能はないので、計算式が複雑で入力に手間のかかるような用途には向かない。どちらかというと、「即席・即行で計算式を入力し、パラメータをいろいろ変えて計算結果を見る」ような用途に向いている。

表計算専用の関数として、総和を計算するSUMや平均を計算するMEANなどが使える他、

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sin、cosや累乗、べき乗根などの関数も使える。

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なお上記最後の写真の計算式は100((A2のA1乗根)-1)である。100((A1*(A2のx乗根))-1)ではない。恥ずかしながら、ライン表示でのべき乗根の入力方法がこうなっていることは今回初めて知った。

■数表作成
計算式を入力して数表を作成させる機能。従来機fx-915ESにもある機能だが、日本語表示になって見やすくなり、かつ計算も早くなった。

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別稿で述べた72の法則を試してみる。計算式を入力し、

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xの開始値、終了値、ステップ値を入力すれば、

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数表が作成される。

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■まとめ
従来機(fx-915ES)は、画面メッセージが英語表示であり、加減乗除以外の機能を使うのはハードルが高かったこともあり、各種機能を使い込むことは少なかったと思う。それに対して、本機fx-JP900は画面メッセージが日本語表示になったこともあり、加減乗除以外の機能も気軽に試し、使うことができる。そのため、これまで他の関数電卓を使ってきた人が本機fx-JP900に買い替える価値は十分あると思う。

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