仮想通貨(暗号通貨)に投資しない理由

仮想通貨(暗号通貨)への投資がブームになっていますが、自分は仮想通貨に投資するつもりはありません。その理由を書きたいと思います。

まず申し上げたいこと、それは仮想通貨(暗号通貨)の土台となっているブロックチェーン技術は世の中を変革する可能性に秘めており、ブロックチェーン技術そのものを否定するつもりはまったくないということです。

にも関わらず仮想通貨(暗号通貨)への投資に否定的なのは、現状の仕組み・値動きが経済的に持続可能であるとは思えないためです。

以下、仮想通貨の代表的存在であるビットコインに絞って話を進めます。

2017年10月時点でのビットコインの1トランザクションあたりに要する電力は200kWhとされています。これはVISAの場合の電力消費0.01kWh(10W)のおおよそ2万倍となります。ブロックチェーンの仕組み上、電力消費はさらに増えていくものと考えられます。

The electricity required for a single Bitcoin trade could power a house for a whole month

2017年10月時点でビットコインは最高で70万円弱(1ビットコインあたり)の値段をつけています。2017年12月時点では最高200万円弱まで高騰しています。

マイニング等で大量の電力(コスト)を消費するものの経済的にペイする(儲かる)ため、マイニングというビットコインのトランザクション処理と価格高騰が両立していると言えます。

でも電力の存在は有限です。今後ビットコイン以外の仮想通貨(アルトコイン)のトランザクション処理についても電力消費が増加していったとして、増加する一方の電力消費を果たしてまかなうことができるのかどうか。さらに中国等、仮想通貨マイニングへの電力供給を制限したり、仮想通貨の取引そのものを制限する動きもあります。この動きが本格化したら、「ビットコインの実処理と価格高騰の両立」が崩れる可能性があります。(マイニングしたくてもできなくなる→トランザクション処理時間が極端に遅くなる→ビットコインの決済ができなくなる→怖くなってビットコインを手放す人が続出→ビットコイン暴落→経済的にペイしなくなりマイニングする人がさらに減る→ビットコインさらに暴落……)

さらにブロックチェーン技術の基盤にある暗号技術も、未来永劫安穏としていられるものではありません。量子コンピューターの発展に伴って現行の暗号技術が無になる可能性があります。そうなったら、ビットコイン自体の存在が危ぶまれます。(新しい暗号技術を用いて新規の仮想通貨が発行されるようになるのだろうとは思いますが。)

経済的に持続可能かどうか、20年後もビットコインが存続できるかどうか、という視点で見た場合、現在の仕組みののままでは困難である、と考えます。20年後も存続できないようなものには投資できない、というかそのような投資は投資ではなく投機、ギャンブルでしかない、と考えます。

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